株式会社道測テクニス
北海道札幌市東区北35条東5丁目1-12
Tel 011-751-5172 / Fax 011-741-6507
Mail : info@do-soku.co.jp 


地上測量は、計測機器を使用して現地で直接、地形・地物の位置、高さ、深さを測定する技術であらゆる測量の基礎となるもので、常に高い精度を要求されています。

道路、橋梁、トンネル、都市計画等の社会資本整備を進めるうえで、測量は不可欠な要素となっています。また、近年の工事の複雑化・高度化に伴い、精度や迅速性は今まで以上に求められるようになりました。

弊社では、目的に応じて正確にそしてスピーディーに時代のニーズにこたえる様取り組んでおります。

■基準点測量とは調査に必要となる場所に標石等を設置して座標値(X座標、Y座標、標高)を与える作業です。

■基本測量
すべての測量の基礎となる測量です。
地籍調査や公共測量等に必要となる基準点の設置を行います。人工衛星や電子基準点等を利用して座標や高さを求めます。

■公共測量
基本測量以外の測量で、用地測量や路線測量等の調査に必要な基準点の設置を行います。

Work1_P1.jpg
三角点の設置

Work1_P10.jpg
GNSS測量(VRS法)

Work1_P11.jpg
精密三次元測量
複雑な建築物建設のために必要な
高精度が求められる測量です。

Work1_P12.jpg
GNSS測量(スタティック法)
(タワー観測)

■土地の境界を明確にするための測量で,土地の長さや面積等を計測して確定します。
用地取得等に必要な資料及び図面を作成する作業です。

Work1_P4.jpg
画地調整図

Work1_P5.jpg
境界復元

■道路や河川・鉄道等の建設・工事の基本となる測量です。
設計に必要な現状を把握するための測量(中心線測量・縦断測量・横断測量等)を実施し、図面の作成を行います。

Work1_P14.jpg
中心線測量

Work1_P13.jpg
縦断測量

■地形図または平面図を作成する測量をいい、その方法により一般に地上測量と空中写真測量とに分けられます。
 地上測量は、GNSS測量(スタティック法・RTK法・VRS法等)やトータルステーション(TS)を活用して迅速で正確な地形図データの作成を行います。

Work1_P8.png
現地で道路や建物などの位置を基準点から取得します。

Work1_P9.jpg
取得した点をつないで図面を作成します。

■弊社が現在に至るまで使用していた測量機器についてのご紹介いたします。
弊社にて保存されている機器の数々です。
現在も測量機器などの原理などは変わりませんが昭和40年代後半より電子計算機などが普及したことにより、その姿は大きく様変わりしています。

work1_PP1.jpg

木製アリダード

平板測量(地形や平面の計測)に用いられるもので写真測量の実用化前までは地形図作成には必須でした。
測斜儀ともいいます。

work1_PP2.jpg

望遠鏡アリダード

田村測器社製望遠鏡付アリダードです。

work1_pp3.jpg

望遠鏡(プリズム)アリダード

望遠鏡付で水平角が測定できるアリダードです。

work1_pp4.jpg

分度付ハンドレベル
(sokkisha)

高低差を測る簡易な測量器です。覗いた時に、水平に対する角度を読み取れて、高度を測定できます。手持水準器とも言います。

work1_pp5.jpg

ワイレベル
(AZS社)

水準測量(高低差を測る測量)に用いられるもので、望遠鏡を用いて高低差を求めます。
水準儀ともいいます。

work1_pp6.jpg

ティルティングレベル
(富士測機社)

高感度の気泡管をプリズムにより合致させることにより精密な高低差を観測出来る水準儀です。

work1_pp7.jpg

ティルティングレベル
(ニコン)

work1_pp8.jpg

トランシット 20秒読
(東京測機社)

中央の目盛盤と上下に回転できる望遠鏡により、水平角及び高度角を測る器械です。
経緯儀ともいいます。

work1_pp9.jpg

トプコンTL20
(東京光学社)

トランシット20秒読 : 1967に製造開始された、セオドライト 3級に登録される器械です。

work1_pp10.jpg

セオドライトT2
(スイスWILD社製)

セオドライト 1秒読 : 三・四等三角測量等幅広く使用され、現在も活躍中です。
(セオドライト 1級)

work1_pp11.jpg

セオドライト T12
ジオジメータ12

スイス WILD社製セオドライト(6秒読) + スウェーデン AGA社製光波測距儀の組み合わせです。
光波を用いて距離を計測する測量機器で測距儀 2級 短距離 として登録されています。

work1_pp12.jpg

ジオジメータ 6BL
(スウェーデンAGA社)

光波を用いて距離を計測する測量機器で測距儀 1級 長距離として登録されています。

work1_pp13.jpg

間三角スケール

尺貫法の縮尺定規です。

work1_pp14.jpg

計算尺

対数の原理を利用したアナログ式の計算用具です。
関数電卓の普及により、1980年頃には多くのメーカーの一般的な計算尺は製造中止になりました。

work1_pp15.jpg

円形計算尺
(コンサイス社)

対数の原理を応用したアナログ式計算機です。乗除算、三角関数、対数、平方根、立方根の計算が可能です。
現在でもコンサイス社で販売されています。

work1_pp16.jpg

クルタ タイプ2計算機
(Contina AG Mauren社)

1960年代初頭にリヒテンシュタインで製造された世界最小の手動式携帯型機械計算機。使い方に関してはマニュアルが公開されています。詳しくは日経サイエンス誌での解説→をご覧ください。

work1_pp17.jpg

タイガー計算機
(株式会社タイガー)

大正12年に発明。昭和45年まで販売されていた有名な手回し計算機です。使い方についてはこちらに詳しく記述されています。

work1_pp18.jpg

タイガー計算機
(株式会社タイガー)

左のタイガー計算機は昭和20~30年代のものと思われますが、こちらは昭和45年に発売された最終モデルです。

work1_pp19.jpg

計算機 HP-41CV
(HP社)

ヒューレット・パッカードが1979年から1990年まで製造していたプログラム電卓です。
機能やメモリ容量を拡張でき、英数字液晶ディスプレイに関数名をフルに入力できるようになりました。

work1_pp20.jpg

実体鏡

レンズ等を使って、左右の目がそれぞれ異なった写真を拡大して見て、実体視が容易にできる器械です。

work1_pp21.jpg

プラニカート E2
(カールツァイス)

写真測量に使用するアナログ図化機です。図化精度が良く、大縮尺用に使用され、写真縮尺から5倍以上の大縮尺で精密な図化作業を行うことが可能です。
上記の図化機はドイツ製で右のA8はスイス製です。

work1_pp22.jpg

ステレオプロッター A8
(WILD)